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TOYOTA TEAM SARD・第14回十勝24時間レース参戦レポート
DENSO SARD SUPRA HV-R、国際格式レース初のレーシングハイブリット総合優勝を飾る!

第14回十勝24時間レース(7/14・15〜16)
十勝インターナショナルスピードウェイ(1周5.091km)
  総観客動員:37,900名

DENSO SARD SUPRA HV-Rが見事にFIA国際格式の十勝24時間レースでレーシングハイブリット初となる総合優勝を飾った。総周回数は616周(3,136km)。序盤の霧雨やセーフティカー導入、アクシデントや波乱があったレースで終始レースを安定してリード。ペナルティストップ30秒を受けるおまけがあったが、クルマは全くトラブルがない完璧なレースを見せた。2位とは19周差。常にレースラップは5秒から10秒速く走行。ルーティンピットも20秒近く速く、またSC導入に取った戦略で更にギャップを広げる耐久レース巧者らしいレースを展開した。寝食を忘れて与えられた目標に向かってTOYOTA SUPRA HV-Rのクルマ造りに携わったトヨタの若きエンジニアやチームメカニック達のこれまでの成果が結実した至福の時となった。


7月12日(木)
■スポーツ走行
7月14-16日に十勝インターナショナルスピードウェイ(北海道)で開催される「第14回十勝24時間レース」のレースウィークにいよいよ突入した。雨模様となった12日(木)、サーキットのパドックにはTOYOTA TEAM SARDをはじめ有力各チームが続々と姿を現し、スポーツ走行の時間帯で精力的に走り込みを行った。「DENSO SARD SUPRA HV-R」も3セッション行われたスポーツ走行で、決勝への準備やこれまでの仕上げ作業を18周にわたって実施。注目のタイムは、雨の強さが刻々と変わるコンディションであくまで目安となるが他車に比べて5〜6秒は速いタイムを刻んでいた。

7月13日(金)
■STEL専有走行
参加車両もほぼ勢揃いし、天候も肌寒いものの曇りとなった13日(金)。テスト段階からある程度走り込みをしていたDENSO SARD SUPRA HV-Rは、10:30から行われたフリー走行でスペア部品の準備など20周にわたって実施。その後、決勝用のエンジンに載せ換えたため昼のセッションは走行せず、ナイトセッションに再び登場した。ナイトセッションでは決勝セットの確認を飯田章が担当。路面コンディションが変わっているものの概ね良好とのこと。続いて、最初に夜のスティントを走るであろう片岡龍也がドライブ。ライトセット等の確認を行った。最終的にDENSO SARD SUPRA HV-Rは、飯田章がマークした2分3秒210でナイトセッショントップタイムをマークし、その実力を示した。また、ピットアウトする際に音も無くスルスルと走り出し、エンジンが点火するハイブリット車両特有のスタートを時折見せ、会場にいた関係者から驚嘆の声が上がった。

7月14日(土)
■公式車両検査
台風4号に接近にともなって全国的に天候が悪く、十勝の空も曇天。14日(土)に公式車両検査が実施され、DENSO SARD SUPRA HV-Rは純レーシングハイブリッド車として公式車両検査に初お目見え。そのシルエットはかつて数々の栄誉を勝ち取ったトヨタスープラGTマシンそのもの。しかし、内なるテクノロジーにTOYOTAの最新レーシングハイブリッド技術が盛り込まれており、また昨日の走行セッションでダントツのトップタイムをマークしていることから注目度が高い。車検に並ぶDENSO SARD SUPRA HV-Rには多くのカメラが向けられ、その関心の高さが伺えた。車両検査では何も問題はなく、主催者の新しいテクノロジーを受け入れる寛容さから、この第14回十勝24時間レースを皮切りに次世代レーシングマシンの登場といった感じの車検となった。この新しいテクノロジーを受け入れる主催者の基本姿勢はフランスのル・マン24時間レースにも通じており第14回を数える同大会の新しい1ページを開くこととなった。

■決勝スタートは1番グリッドから
公式車両検査の後、夜間も含め2セッションフリー走行が行われたが決勝への準備が整っていることから走行を見送ったDENSO SARD SUPRA HV-R。走行セッションの合間にはメディア向けのフォトセッションを実施。ドライバーを始めチーム関係者が一緒になっての記念撮影を行った。そして、その後チームは一同会しての食事会を実施。すべてのチームメンバーがお互いにベストを尽くすことを誓い合った。予選は実施されず決勝スタートは15日午後3時。カーNo.039、DENSO SARD SUPRA HV-Rは、1番グリッドから24時間の新たな戦いに挑戦する。

7月15日(日)
■フリー走行
霧雨のような天候の十勝インターナショナルスピードウェイ。10時20分から45分間のフリー走行が行われた。コースはセミウェットながらドライでもいけるコンディション。飯田、平中、アンドレ、片岡の順で決勝の確認走行をトータル9周走行したDENSO SARD SUPRA HV-R。飯田が3周目にマークした2分03秒262でトップタイムとなった。タイヤの準備も十分に行い、クルマも特に問題なく、HVシステムも順調に稼動。スタートドライバーを務める飯田は「順調にペースを守って確実に安全に走行すれば僕らの望む結果はついてくると思う。新しいレーシングハイブリットのモータースポーツ活用のために重要なこのプロジェクトを24時間後のフィニッシュで笑顔で完結させたいと思います」と語った。

■スタート
スタート前に少し霧雨が強くなったもののドライコンディション。気温16度と肌寒いがこれからの熱い激戦を控える静けさの中で無事に一番でスタートを切ったチーフドライバーの飯田が駆るDENSO SARD SUPRA HV-R。スタート直前のグリッド上でフォーメーションスタート5分前を過ぎて作業を行った違反で26周目にペナルティストップ30秒を課せられた。この時、2位には既に1分20秒のリードを築いており、ペナルティを消化してもトップで復帰できると計算されていたため、特にピットでは慌てることはなかった。コース復帰すると直後に2位が迫ったが飯田の駆るDENSO SARD SUPRA HV-Rの速いペースには追いつくことは不可能であった。その後、飯田はペースを少し速めにしトップをキープしたまま走行。そして、平中と交代するため43周を走ってピットインしルーティン作業を無難にこなし戦列に復帰。この後、雨が強くなったため平中は12周(計55周)を走ってピットイン。ウェットタイヤを装着した。この後はアンドレ、片岡の順で走行。雨が強くなったり弱くなったりする微妙なコンディションながらも安定してトップを快走した。

■決勝6時間経過
しとしと降ったり止んだりの雨模様が続いている今年の十勝24時間レース。路面コンディションの変化にも翻弄されることなく、順調にペースを守って走行を続けるDENSO SARD SUPRA HV-R。サーキットは日も暮れ暗闇に包まれた。現在、雨の中で片岡龍也が他を10秒〜15秒以上ものラップタイムの差を毎周つける圧倒的速さを見せつけている。クレバーな片岡は皆が苦しい時間帯でペースダウンする時に、頑張って走り大きなマージンを稼ぐと語っており、まさにその様な展開を演じて見せた。ミスなく速く、そして力強い片岡の走りにピットは彼のドライビングセンスの高さを再確認することとなった。クルマも順調にハイブリットシステムが稼動しており、その雨中のドライバビリティの良好さも片岡が安心して走行できる要因でもある。ペースの速さ、燃費の良さと相まって6時間を経過した時点で155周を走り、2位を3周以上引き離してトップの座を堅持した。

■決勝12時間経過
雨が依然として降り続ける悪コンディションにもかかわらず、安定したペースでトップを維持しているアンドレがドライブするDENSO SARD SUPRA HV-R。クルマの全機能は正常に作動しており、ドライ路面より他車とのラップ差を大きく広げている。雨の中の高速安定性をレースという過酷な条件で高い次元で保っているトヨタのレーシングハイブリッドシステムは、これからのレースシーンで不安定な天候の中でも安全にドライブできる要素として必然となることを実証して見せた。フロントウインドウの汚れが酷いことをアンドレが報告すること以外は特に問題は起こっていない。ドライブ後のアンドレはサイドウインドウからコース縁石を見ながらずっとドライブしたんだと語り、それでもペースが落ちない離れ業を見せた。12時間を経過した時点で304周を走行し依然として総合トップの座を守っている。この時点で2位との差は10周となっていた。

■決勝18時間経過
スタートから降っていた雨も止みドライタイヤで危なげなく走行を続けているDENSO SARD SUPRA HV-R。明け方にフロントスクリーンの清掃や、問題は起きていなかったがフィーリングに変化があったため安全を見越してフロントブレーキアッシー交換を行った。暗闇から日も明け、路面もライン上はドライに。微妙なコンディションながら特にこの様な状況で力を発揮する平中は427周目に2分03秒028の大会ベストラップを刻み、まさに真骨頂の走りを見せた。

433周目にピット入口付近で火災事故発生。ピットからセーフィティカーが導入が予測されるため直ぐにピットインせよとの指示が飛ぶ。DENSO SARD SUPRA HV-Rの走行位置、事故発生ポイントと黄旗区間、セーフティカーを準備し始めたオフィシャルの様子からマージンを更に稼げると判断したチームはSCボード掲示前に迅速に動いた。ポイントはセーフティカーが1周して戻ってくる前に作業を終えコースに復帰すること。レースをリードするクルマの前にセーフティカーがつくこと、他車のピットロスタイム、隊列がストレートに居るときにはコースインできないこと等を逆手に取る戦略。通常トップ走行車には不利になるセーフティカー導入の状況で見事に1周のマージンを更に稼ぎ出した。この後レースが安定した時点でフィニッシュ見込み周回がピットで計算され、残りの6時間を如何に戦うかの戦略が練られた。18時間を経過した時点で452周を走行し2位に12周差をつけ、総合トップをキープしているDENSO SARD SUPRA HV-R。ゴールは6時間後の午後3時。目標としている総合優勝まで気を抜けない戦いが続けられた。

■決勝24時間レースフィニッシュ
DENSO SARD SUPRA HV-Rが見事にFIA国際格式の十勝24時間レースで、レーシングハイブリット初となる総合優勝を飾った。総周回数は616周(3,136km)。序盤の霧雨やSC導入、アクシデントや波乱があったレースで終始レースをリード。ペナルティストップ30秒を受けたおまけがあったが、クルマは全くトラブルがない完璧なレース運びを見せた。GTクラス参加1台とはいえ24時間を走りきるだけでも過酷で大変な十勝。トラブルフリーの走行はまさに快挙となった。飯田章、平中克幸、アンドレ・クート、片岡龍也の4名のドライバーは自分のパートを完璧にこなし一つもミス無く素晴らしい走りを見せ、レーシングハイブリットのモータースポーツへの新しい扉を開いたドライバーとして記録にも記憶にも残る結果を我々にもたらしてくれた。2位とは19周差。常にレースラップは5秒から10秒速く走行。またチームもルーティンピットでは20秒近く速く、またSC導入に取った戦略で更にギャップを広げる耐久レース巧者らしいレースを展開した。

クルマの燃費は同型のGTカーよりも10%以上の向上が見られ、フロント回生力行システムの効果でブレーキの摩耗も想定した半分以下のレベルに抑えられた。車両の重量は約1300kgと他のスーパー耐久車と同レベルながらも速さも見せた。今回蓄積された膨大なデータとノウハウはレース車/量産車に反映され、更に省エネルギーかつ安全で快適なドライブを目指した技術に活かされることになるだろう。圧倒的な速さから優勝候補と目され勝利を義務付けられたレースでプレッシャーをはね除けて勝つことは容易ではない。プロジェクトが立ち上がってからこのTOYOTA SUPRA HV-Rのクルマ造りに携わったトヨタの若きエンジニアやチームメカニック達は、寝食を忘れて与えられた目標に向かって何度ものトライ&エラーとテストを繰り返し血の滲むような努力をしながら邁進した。そして、日の目を見た第14回十勝24時間レースでまさにこれまでの成果が結実した至福の時となった。今回のプロジェクトに関わっている全ての人たちが、この勝利を純粋に喜び讃え感涙し、お互いに抱き合い固い握手で喜びを分かち合う姿が感動的な十勝24時間レースフィニッシュとなった。

なおTOYOTA TEAM SARDにはレース後の表彰式にて、今回の新たな挑戦と成功に対する特別賞が後援である東京中日スポーツ新聞社より大橋孝至監督に贈られた。



Pos. No. Class-Pos. Car Ty Driver Time/Diff Laps
1 039 GT-1 DENSO SARD SUPRA HV-R BS 飯田章(178L)/平中克幸(161L)/A.クート(136L)/片岡龍也(141L) 24:01:32.709  616
2 3 ST1-1 ENDLESS ADVAN Z YH 影山正美(164L)/青木孝行(233L)/藤井誠暢(200L) 19Laps  597
3 8 ST1-2 黒豆リボイス GT3 MI 清水康弘(64L)/竹内浩典(149L)/土屋武士(244L)/澤圭太(139L) 20Laps  596
4 1 ST1-3 euro MEVIUS ADVANポルシェ YH 山野直也(152L)/H.ホー(100L)/谷口信輝(140L)/織戸学(201L) 23Laps  593
5 11 ST2-1 オーリンズ・ランサーEVO MR YH 木下隆之(211L)/中谷明彦(86L)/菊池靖(144L)/福山英朗(141L) 34Laps  582
6 27 ST3-1 FINA GSX ADVAN M3 YH 長島正興(224L)/村田信博(104L)/小林且雄(193L)/近藤真彦(53L) 42Laps  574
天候:雨〜晴れ、コース:ウェット〜ドライ、24時間


■トヨタモータースポーツニュース・十勝24時間レース・スペシャルサイト掲載!: http://www.toyota.co.jp/ms/index.html
  *ドライバーコメントなどこちらをご覧下さい。
■十勝24時間レース速報は、GAZZO.comへ!
 DENSO SARD SUPRA HV-RのスポンサーでもあるGAZZO.comではサーキットライブ中継、ドライバーの片岡龍也選手ブログ、
 応援BBSなどの十勝24時間コンテンツが盛り沢山! 是非、アクセスされたし!!
■第14回十勝24時間レースのウェブサイト: http://www.tokachi.org/race/24hours/



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